東日本大震災から3月で10年が経ちました。
かねてから10年という月日によって薄れてゆきそうな緊張感を忘れないよう、震災地域を訪問したいと思っていました。
ようやく行動規制が緩和されたので、11月28-29日に石巻市を訪問しました。

今回、生徒74人、教職員10人が犠牲になった旧・大川小学校(震災遺構)に初めて行きました。
北上川の河口から約5キロ内陸にあっても、2階をはるかに超えるあの高さまで津波が襲うとは、現場を見ても信じ難い規模でした。

訪問した日は初霜が降りたとのことで、かなり寒かったですが3月はもっと寒かったでしょう。
遺構のあちこちに、普通に学園生活をしていた痕跡が生々しくのこっていて、悲しみを新たにしました。

災害により想像を絶することが起きるのですが、それを想定しておかないといけない、という貴重なメッセージが伝わって来ました。

2階の天井まで冠水したことが見て取れます。
スロープではありません。校舎から崩れ落ちた渡り廊下です。
体育館の跡。
この高さまで津波が到達