前職の水処理装置メーカー時代の、設計を担当した設備をご紹介します。
1回目は、下水道を設計する際のバイブルとも呼ばれる「下水道施設計画・設計指針と解説」(社団法人 日本下水道協会 刊)通称みどり本、2009年版から。
(本書は2019年に改訂されているため、掲載の写真は旧版です。)
前編・後編2分冊のうちの前編の巻頭、まえがき、目次の後、全体で最初に出てくる写真ですが、東京都下水道局の某処理場に建設した「膜ろ過処理施設」です。
下水の膜処理は最近では国内外で見かけますが、下水処理水を高度な分離膜(精密ろ過(MF)膜+逆浸透(RO)膜)で、飲料水相当に処理するもので、実施設では国内初のようです。
写真右上のものがそれですが、設備設計を担当させてもらいました(1992年)。
処理した水は隣接する「せせらぎの里公苑」に親水用水として供給されています。